【コーヒー豆】キューバとニューギニアをマリアージュで飲み比べてみた
ちょっと背伸びして美味しいコーヒーや希少なコーヒーを飲んでみたい。
キューバTLとパプアニューギニアはそんなシーンにうってつけのコーヒーだ。
どちらも爽やかで飲みやすく日本人好みな味のコーヒーだが、意識していないとそこまで馴染み感はない。
そこでより深く知ってもらうために今回はキューバTLについて紹介したい
食事とのマリアージュを読むことで味や香りについてのイメージもしやすくしてある。
キューバTLについて理解が深まり、興味を持ってファンになる人が増えると嬉しい。
今回飲んだキューバTLとは

今回飲んだキューバTLとはカリブ海の島国キューバ産のコーヒー豆を使ったコーヒーだ。
その栽培に適した環境から世界的にもトップレベルの高級豆であるが、中でもクリスタルマウンテンは最上位に位置する。
キューバTLのTLとは正式にはTurqino Lavadoと書く。
Turqino Lavadoはクリスタルマウンテンの等級の一つであり、貴重なコーヒー豆だ
キューバTLの等級は生豆の粒の大きさと一定量における欠点数で分けられる。
スクリーンサイズ(生豆の大きさ)17以上(1サイズが約0.4ミリ)、欠点豆は19個以下の規格がTLとなる。
クリスタルマウンテンは18以上である。
一般的にスクリーンサイズが大きいほど生豆のサイズが大きいため味と香りが良いとされている。
とはいえTLは味が落ちる訳ではない。
酸味、コク、苦味のバランスが良いため初心者にも非常に飲みやすいコーヒーである。
キューバンコーヒーとは
キューバンコーヒーとはエスプレッソコーヒーの一種であり、より濃厚なコーヒーである。
キューバ式エスプレッソといえばしっくりくるだろう。
そもそもエスプレッソとはコーヒーの抽出方法の一つで、濃厚で苦味が強く出るのが特徴だ。
そのエスプレッソのイメージ同様にキューバンコーヒーも小さめのマグカップで飲むが、砂糖をたっぷり4〜5杯も入れる。
ミルクの有無のバリエーションもある。
はじめは砂糖とミルクを入れてキューバエスプレッソの風味から楽しんでみるのも良いだろう。
キューバTLの俺流の感想
キューバTLは酸味と苦味のバランスが良くコクも強くないので後味もさっぱりするのが俺流の感想だ。
今回は酸味がより強調され控えめなコクになるミディアムローストに焙煎したキューバTLを飲んだ。
酸味に偏りがちかと思ったが、むしろさっぱり感が増しバランスの良さからブラックで楽しむのに最適だと感じた。
仕事がら長時間デスクワークをする事もあるが、そんな時にも飲みたいコーヒーである。

キューバTL香りの3変化
キューバTLの香りの3変化はこのタイミングで観察し、分析した。
- 開封時(豆の段階)
- ミルで挽いた時
- 完成時
豆本来が持つ素直な香りの印象から、ミルで挽くことで解放される香り、さらに熱が加わることで追加される香りの進化を具体的に伝えていく。
開封時のコーヒー豆の香り
開封時のコーヒー豆の香りは不思議なことに緑茶を想像させる香りがした。
想像させるとしたのは連想するほどはっきり緑茶と感じたわけではなく、苦味や酸味の強弱の香りとは違った渋みに近いような香りを感じたためだ。
浅煎りということもあるかもしれないが、焙煎やナッツのような香りよりも緑茶のイメージが浮かんだ事には驚いた。
ミルで挽いた時
ミルで挽いた時はまろやかな香りに変わり、緑茶感や渋みなどのクセのある香りは無くなった。
ミルで挽くと豆の中から香りが開放されコーヒー感が一気に増す。
苦味が立つ香りではなく、バランスの良い味わいを楽しめそうなマイルド感のある香りが広がる。
完成時
コーヒー独特の苦味を感じる香りが控えめにほどよく漂い、香りの中に微かに緑茶感を感じる。
香りからもマイルドな味わいが想像できる。
今回は浅煎りのため味はやや酸味寄りになるが、酸っぱいという酸味ではない。
以前の記事にも書いたがビタミン感という表現がしっかりくる酸味だ。
このビタミン感となる元の香りが緑茶を想像させているのかもしれない。
コーヒーで緑茶を感じたときには面白いと思ったが、なるほど、確かに緑茶のように癒しを感じる香りに落ち着いている。
キューバTLにおすすめな人
キューバTLにおすすめな人は、後に残る強めなコクや酸味や苦味の特徴が濃いコーヒーが苦手という人だ。
いわゆるマイルドといった表現がされるが、酸味、苦味、コクのバランスがよく後味も良いコーヒーが好きな人に好まれるコーヒーである。
キューバTLは浅煎りのミディアムローストや中煎りのハイローストが一般的で、さっぱりした口当たりなのでコーヒー入門者にも飲みやすいだろう。
コーヒーを何杯も飲む人にも重くなくおすすめだ。
朝の一杯やリフレッシュの際、デスクワークのお供などにおすすめしたいコーヒーである。
すき家の牛カルビ丼とマリアージュした感想
すき家の牛カルビ丼とマリアージュした感想を一言で言えば相性バツグンである。
コーヒーの苦味は濃いめの味付けの食事に合わせると嫌な後味の印象を残してしまう。
しかしキューバTLの苦味とコクのバランスはニンニク牛カルビ焼肉の味付けとも衝突せず、酸味は逆に特製ダレの味を強調させれるほどに調和が取れていた。
キューバTLの爽やかな後味が食後のお茶の代わりになるくらいの相性の良さを感じられた。
にんにく牛カルビ丼とは
にんにく牛カルビ丼とはすき家の期間限定、店舗限定メニューだ。
カルビと一緒にフライドニンニクが乗っており、柔らかく食べやすいのが特徴である。
またタレはニンニクやリンゴの旨みと甘味が凝縮された特製ダレを使用。
特製ダレを絡めて食べる牛カルビは食欲をそそられるだけでなく、暑さでバテ気味の身体も思わず元気を取り戻す一品だ。
まとめ
- キューバTLとはキューバ産クリスタルマウンテンのTL等級のコーヒー豆
- キューバンコーヒーとは多めの砂糖やミルクを入れて楽しむキューバ式エスプレッソの飲み方
- キューバTLは酸味、苦味、コクのバランスが良くさっぱりとした後味が好きな人におすすめ
- ニンニク牛カルビ焼肉丼とのマリアージュはお茶の代わりに飲めるほどの好相性
濃いめの味付けの食事には浅煎りのコーヒーの相性が良い。
毎朝のコーヒーやリフレッシュのコーヒーだけでなく食事に合わせたコーヒー選びにも目を向けると、コーヒーの楽しみの幅が増えると思う。
ぜひとも色々なコーヒーを試して好みの味を見つけてみてほしい。
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